■エピローグ~お米の学校は次のステージへ 監修者である稲作本店(farm1739)の井上夫妻に、全五回にわたり開催された「お米の学校」について想いを聞いた。 「田んぼの役割や意味を、夏には虫をテーマにするなど、いろいろな角度からお客様に伝えられたのが良かった。一年目としては上
稲の「はぜかけ」が里山の風景に溶け込み、秋の田んぼを見ると、なんだか懐かしい気持ちになる。集大成となる「お米の学校 第五回」は、収穫後のお米がテーマだ。さまざまな工程を経て食卓に上がる、まさに「お米の一生」のフィナーレを見届ける回になる。
台風一過の晴天に恵まれた「お米の学校 第四回」は、ハイライトともいうべきお米の収穫だ。4月に種をまき、5月に田植えをして大事に世話をし、見守ってきた田んぼ。黄金色の稲穂がたなびく姿に、ここまでよく育ってくれたとスタッフの感慨もひとしおだ。
5月の田植えから3か月が経過。久しぶりにリゾナーレ那須へ訪れると、成長した稲は緑色のじゅうたんのよう。風にたなびく姿が美しい。 お米の学校第三回は、「夏の田んぼ」が舞台。稲の成長や生き物を観察し、薪での炊飯にも挑戦するという。夏休みとあって参加者は全員家族連れで、賑やかだ。
ゴールデンウィークとなり、木々の緑は一層濃く、爽やかな風が気持ちいい。お米の学校第二回は「田植え」。始まる前から、子どもたちは田んぼを覗き込んでは、おたまじゃくしやアメンボに目を輝かせている。■本日の学びは「田んぼの役割」
お米の学校がいよいよ開校する。那須は4月半ばというのに、早朝には田んぼに薄氷が張るほど冷えこんだ。太陽が昇るにつれて温かな日差しが降り注ぎ、やがて爽やかな青空に。那須岳も姿を現し、水が張られた田んぼに姿を映すのが美しい。まさにお米の学校のスタートにふさわしい日和に、参加者の顔もほ
お米の学校2021の開催に先立ち、ゲストスピーカーである井上敬二朗さん・真梨子さん夫妻のもとを訪れた。稲作本店(farm1739)の事務所に入ると「米を作るな。未来を創れ!」の張り紙が目に入る。 「大事なことは精米機の前に貼って、常に目に入るようにしています」と敬二朗さん。見れ
リゾナーレ那須で出迎えてくれたのは、懐かしいスタッフの笑顔と変わらぬ自然の営み。 空には美しい那須岳の姿、足元には多くの新しい命が芽吹いている。アグリガーデンでは、これから作付けされる苗たちが、出番をいまかいまかとまちわびていた。
2019年11月1日。那須町の天気は……晴れ。今日は「リゾナーレ那須」の開業日だ。 自宅の窓から澄み渡る空を眺めつつ、開業で賑わうリゾナーレ那須の地へと思いをはせる。「アグリツーリズモ」という日本では馴染みのない旅のスタイルに、「リゾート」の魅力をどう組み合わせるか?難しい問題
(取材日:10/29) 「星野リゾート リゾナーレ那須」のお披露目の時がやってきた。地元栃木県はもちろん、首都圏から多くの記者やカメラマンがプレス発表会に集まり「日本初のアグリツーリズモリゾート」への関心の高さがうかがえる。星野代表の挨拶も、いつも以上に
(取材日:10/14) 台風19号の被害が伝えられる中、那須塩原へ。「スタッフは無事とのことだが、施設や畑は大丈夫だろうか?」と心配したが、折れた小枝の撤去をしている他は、いつも通りで胸をなでおろす。早速、完成したばかりの「グリーンハウス」の見学へ。ここ
(取材日:9/23) 開業まで一ヵ月半となり、各部門ではトレーニングが佳境を迎えている。新鮮な野菜がディスプレイされ、アグリツーリズモらしい出迎えにワクワクするのは、朝・夕にビュッフェを提供するレストラン「SHAKI SHAKI」。
(取材日:9/23) リゾナーレ那須の入口からフロントへと向かう途中、童話に出てきそうなかわいい建物が目に入る。「POKO POKO(ポコポコ)」は、アグリツーリズモリゾートを体感できる集いの場で、アクティビティの申し込みや開催場所にもなる、リゾートの肝
(取材日:8/22) 別館へは、新しい施設「POKOPOKO」を眺めながら橋を渡り、くねくねと曲がった道にいざなわれるように到着する。客室までのアプローチは、ちょっとした冒険気分で、自然と気持ちが休暇モードに切り替わる。「ミナモフォース」「ミナモトリプル
(取材日:8/22) 8月のお盆休み明けに、やっと建物の引き渡しが完了した。スタッフは、ビニールハウスのオフィスに別れを告げ、冷房完備の快適さに、ほっとした様子だ。私はといえば、待ちわびた客室の見学ができると聞き、胸を躍らせながら、広報担当の東谷さんの案
(取材日:8/7) 今年の梅雨は本当に長かった。「リゾナーレ那須の畑は大丈夫だろうか」と、天気予報を見るたびに思っていたが、そんな心配は無用だったようだ。梅雨明けから10日ほど。野菜はスクスクと成長し、青々とした畑は生命力にあふれている。 「晴れた日に
(取材日:8/7) 掘り起こした土では、バッタ、テントウムシ、名は知らない多くの虫たちが、驚いた様子で右往左往している。子どもが見たら、きっと興味津々、大騒ぎになるに違いない。こういった光景はどの畑でも見られるのではなく、農薬や殺虫剤を使わない有機農業の
(取材日:8/7) 青空が広がる夏の日、長靴に首にはタオルを巻いて向かったのは「成澤さんの畑」。リゾナーレ那須は循環型の有機の農法実現を目指して取り組んでいるが、その師匠が成澤菜園の代表 成澤増雄さんだ。化学肥料や農薬、遺伝子組換え技術を使わない有機農法
(取材日:7/26) 「リゾナーレ那須」では、那須山の雄大な姿を借景に日本の原風景が広がり、大人も童心に返って楽しめる。敷地内には、沢山の種類の木々や植物が生い茂るが「あまりにも広大で、全ては把握できていなくて。花や実がなったタイミングに少しづつ調査をし
開業まで3か月。施設の入口には「星野リゾート リゾナーレ那須」の看板が設置され、施設を歩けば「あれ、こんなところに扉ができている」「案内板が新しい!」とスタッフが驚く。開業に向け工事も着々と進行中だ。 新たに9名を迎え入れ、仲間は23
リゾートの田畑では、スタッフの「アグリツーリズモリゾート」創造への挑戦が既にはじまっている。荒れた土地を自ら整備した畑には、なすやオクラ、ズッキーニなど夏野菜を植え、施設がオープンする前に一度収穫、お客様に提供する体験プログラムなどのデモンストレーションも試みる計画なのだとか。
東京から東北新幹線で約1時間、あっという間に那須塩原駅に到着。木々が織りなす美しい緑のトンネルを抜け車で30分ほど。那須観光の中心エリアからは少し離れた静かな森に「星野リゾート リゾナーレ那須」は佇んでいた。リゾナーレブランドの施設開業は、実に5年ぶり! 八ケ岳(山梨県)、トマム
「目指すのは、日本初のアグリツーリズモリゾート」。「星野リゾート リゾナーレ那須」の開業発表に際して、星野代表からコンセプトが明かされたのは、2019年春のこと。 アグリツーリズモとは、イタリア語の「農業(Agricoltura:アグリトゥーラ)」